御報告


って、宣伝をした以上、週末のパネルのご報告をするのが筋というものでしょうけれども、それとはまったく別のことです。ただ、個人的にはそれよりはるかに大事なことでございます。すみません。


ビザ更新の許可がおりました。わ〜い!!わ〜い!!何度でも言いたい。わ〜〜い!!


前回の更新の後、仕事をやすんでいた時間の方が長かったこともあり、結果として職場も数回にわたってかわっておりましたから、今回はほんとうに不安でした。こういう事情で職場もかわっているのですが、とあらかじめ問いあわせてはみたのですけれども(東京出入国管理事務所の担当の方は、たまたま良い方にあたったのかもしれませんが、とっても親切でした)、「それなら住民税の納税証明をだしていただく必要があります」と言われて、そうかそうかと市役所にでかけてみれば、働いていないから住民税を納税していない(免除されている)という状況が判明して、考えてみればあたりまえじゃないかあああああああ!!どうすればいいんだあ!!とかるくパニックになったりして、とりあえず市役所の方が、う〜ん、免除の証明だけ出しておきましょうか、と言ってくださったのでそれを頂いたりして、でも税金をはらっていない人間は蹴りだされてしまうのでは、とさらに不安は増したりして、とにかく、もう。


出入国管理事務所の方にアドバイスをいただいて、医師の診断書もふくめて必要と思われる書類はすべてととのえたものの、やはり許可がおりるまでにはだいぶん余計な時間がかかり、胃が煮えたぎるような、同時に逆に内臓の奥がこりかたまるような、夏のあいだずっと、そんな毎日をおくっておりました。



結婚さえしていればこんな思いをする必要はないわけで、それをかたくなに拒んでいるわたくしにつきあってくれているパートナーに申し訳ない反面で、結婚という特権的制度というものは、それ以外のさまざま親密な関係性へのこれほどまでの無頓着のうえに成立しているわけで、それってほんとにどうなのよ、とあらためて憤りをおぼえたり。わたくしはへたれですから、最悪の場合はすべてをかなぐりすてて婚姻関係をむすぶ覚悟でいますが、わたくしと同じような状況にあって、しかも婚姻すら許可されない場合には、パートナーの滞在権をどのように確保しろというのでしょう。


とにかく、わたくしのところは、今回は文字どおり生きのびました。なにか状況が根本的に改善されたわけではありませんけれども、とにかく、生きのびるだけは。それはそれで1つの達成と考えたい、とおもっています。


大きな励ましをいただいてきた以前からの読者のみなさまに、心からの感謝をこめて、御報告まで。