ネパールのレズビアンによる雇用裁判の支援のお願い

以下のブログに詳しい事情が乗っています。
バクティさん支援ブログ

ネパールの状況というのは日本ではちょっとわかりにくいところがありますが、長いことネパールと関係して仕事をしていらした方が、社会的背景や裁判の意義などについてもかなり詳しく説明をなさっていますので、是非ご覧ください。

今ネパールで、「レズビアン」であることで受けた不当な差別に対して声をあげ、闘っている女性がいます。バクティ・シャハさん、22才。

彼女はこの5月、同じ駐屯地に配属されていた同僚で恋人のパルヴァティさん(仮名)とともに突然駐屯地内で拘束され、60日間勾留された後、一方的に解雇を言い渡されました(パルヴァティさんも45日の勾留の後、同様に解雇)。彼女はこの不当な措置に抗議し、解雇の取り消しを求めて訴えを起こしました。先日(9月16日)第一回のヒアリングが予定されていましたが、実質的審議は行われず(メディア報道の項の9/17付け新聞記事 参照)、審議の開始は1ヶ月以上引き延ばされる模様となっています。

ここ10年ほどの間に、ネパールではセクシュアル・マイノリティに対する社会的認知が徐々に醸成される兆しが見える一方、彼ら・彼女らに対する差別や暴力事件も絶えません。とりわけ女性同士が社会に受け入れられ自立して暮らすことは現在もなお極めて難しく、公権力による今回のような事件が許され社会一般の先例として定着するようなことになれば、彼女達の生きる選択肢はほとんど閉ざされてしまうといっても過言ではありません。その意味で、今回の不当解雇撤回を勝ちとることは、バクティさん個人のためだけに限らない、非常に重大な社会的意義を持つものです。

裁判はネパールのセクシュアル・マイノリティ団体Blue Diamond Societyが支援していますが、おそらく長期にわたるであろう係争中の重い経済的・精神的負担に耐えて裁判を闘いぬくためには、さらに広汎で強力な支援が不可欠です。バクティさんの勇気ある闘いを注視し、共に支えていきませんか。彼女への連帯の思いをカンパに託して、ぜひお寄せください!

カンパの方法

下記「バクティさんを応援する会」の口座に郵便振替にてお願い致します(一口=1,000円)。通信欄にメールアドレスを明記くだされば、その後の裁判の進行状況やバクティさんからのメッセージなどをお届けさせていただきます(ほぼ同様の内容はこのブログにもアップしていきます)。

なお、会員が募金箱を持って直接カンパを受けつける活動も随時行っております。会の活動 の項をご参照ください。

メールによるバクティさんへのメッセージも受け付けています。ぜひお送りください!

(英語または日本語でどうぞ。日本語のメッセージは事務局にてネパール語に翻訳してバクティさんに届けます。)

また、メッセージの公開をお許しいただける場合は、当ブログ上で紹介させていただきたいと存じます。その場合は、公開可と明記の上、公開可能なお名前もお書き添えください。

  バクティさんを応援する会  
  E-mail: bakutisanwooensurukai@yahoo.co.jp
  郵便振替口座: 10130-47629931 バクティサンヲオウエンスルカイ

バクティさんを応援する会・呼びかけ人一覧

(50音順、敬称略)                                                    **事務局

飯野由里子(大学教員)、河口和也(大学教員)、風間孝(大学教員)、黄綿史(大学院生)、齋藤路恵(会社員)、佐藤斉華(大学教員)**、清水晶子(大学教員)、守如子(大学教員)

***この会の趣旨に賛同し、呼びかけ人になってくださる方も募集しています! なってくださる方は、メールにてその由、ご連絡ください。***