若者と女性。あぅ。

id:kmizusawaさんのところで、京大の元アメフト部員によるレイプ事件に関連した記事を拝読して、ほんっとにそのとおりだと思う。関係者らのコメントについて、

被害者への人権侵害という視点がまったく見られない。徹底して加害者や関係者にとっての不幸(不運?)のようなニュアンスだよねー。

そうなのよね、なぜか「現役部員カワイソ」オンパレードで、そりゃあイメージ悪くなって気の毒だとは思うし、コメントを求められた個々のOBなり京大生なりが被害者について安易に「お気の毒だ」なんて言いようがないというのも分かるけれども、あまり同じようなコメントがずらっと並ぶと、激しくこう、いやいやいやいやそれは違うのでは!と。
コメントをまとめた新聞の側の問題なのかも。
で、それとは別に、kmizusawaさんがおそらくあえて突っ込んでいらっしゃらない、ものすごい古典的フェミ的突っ込みを。

石川弘義・成城大名誉教授(社会心理学)の話 子供っぽい事件がまた繰り返されてしまった。女性と付き合うためにはそれなりに工夫や時間をかけなければならず、背景には女性に対する若者のコミュニケーション能力の低下がある。集団になると、何でもできてしまうと思い込む「グループマインド」が発生し、理性的な判断ができなくなることも事件発生を後押しした可能性がある。(上でリンクした記事より)

レイプは若者の問題なのかとか、コミュニケーション能力低下の話ですむのかとか、レイプを「付き合う」ことの代用品と考えちゃうのってどうなのとか、そういう部分はとりあえず置いておくとしまして、ですよ。

女性に対する若者のコミュニケーション能力の低下

「若者」には女性は含まれないのですね<フェミ批評初心者編