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クィア理論入門公開連続講座(2011)

またしても大変ご無沙汰いたしております。 というかここにいらっしゃっている方はもう殆どいらっしゃらないのでは。とは思いつつ、現時点で他に媒体が思い当たらず、宣伝の時だけで毎回大変申し訳ございませんが、昨年に引き続きまして、本年もクィア理論入…

WAN争議第二回団交アップデート

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[追記] (2010.2.12, 21:00)遠藤さんより御指摘を受けまして、交渉レポートに不正確な部分があるとの事ですので、以下、一度アップした記事を削除いたします。御指摘ありがとうございます。

【賛同署名募集】WAN労働争議への支援および理事会への要望

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今更ではございますし、各所に既に出回っていることではありますが、こちらにも転載をいたします。 是非よろしく御賛同のほどお願いいたします。 NPO法人WAN労働争議を支援するより転載 「女性のための情報を提供し、活動をつなぐ」ウェブサイトの運営および…

WAN争議アップデート、あるいは、わたくしフェミニスト(自称主流)ですけれども?

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今日の団交 退職勧奨のメール本文 昨日のWAN団交の報告およびWAN理事会からの退職勧奨メールが〈非営利団体における雇用を考える会(仮)〉のブログにあがっている。 くりかえし弁解をしておくと、わたくし労働問題にはお恥ずかしいことにまったく明るくない…

WANの事務所閉鎖および退職勧奨

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WANの労働争議のアップデートです。2月末で現事務所は閉鎖するということで、ユニオンWAN組合員の退職を勧奨する通知が届いたそうです。詳細はわかりませんが、ちょっとタイミング的に考えてもこれは無理があるのではという気がします。【速報】WAN理事会,…

笑おう、憤りと皮肉と拒絶とをこめて

そんなわけで、既に今年になって二本もエントリをアップしているので(そしてその時点で昨年の更新数を抜きました。ブログというより完全に跡地です)、今更ではございますが、みなさま新年おめでとうございます。新しい年をぱっと華やかに滑り出し、本年も…

イベント告知(あさってです<遅)

関係各所でちょびちょび広報でていますが、今週末にこんなワークショップに参加いたします。まったく収拾がつかずきわめて混沌としたものになる可能性も含め、おもしろい2時間になりそうかと思っております。お近くの方は是非見物に(あるいは参戦に?参戦…

私が私を見せるようにあなたが私を見せることはできない

お久しぶりでございます。 またしてもぼちぼち復帰しようかなと思っているのですが、どうなるのか先が見えないのが人生よ、という気もしておりまして、本当にどうなるのかわかりません。何それ。いずれにせよ、いきなり重量級エントリから入ると根がへたれな…

デズデモウナの残酷、あるいは、心ではなくあなたの外見こそが美しい

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仕事の合間に現実逃避しつつ。ブックマークを通じてid:FUKAMACHIさんの「一青窈さんのPVがすごすぎる件について」と、それに続くエントリ「先日の大反響について」を読む。「善に酔うなよ」「偽善サイアク」的な物言いというのは、とことんまで偽善で頑張…

下品であること

id:font-daさんの、決断主義と非政治的人間の間にとどまる id:mojimojiさんのこちらのエントリへの応答として書かれたものです。「下品」というタームはたぶんわたくしが書いたものをfont-daさんが多少の批判をこめて引用なさっていたものだと思うので、moji…

「戸締まり」の比喩のあやまち

もう一つだけ、今更で当たり前のことを。 この件で、はてな匿名日記のこの流れや、それについたブックマークなどの周辺書き込みを見ていて、まだこの比喩がちらほらと用いられることに正直うんざりしたので。 たとえば、ここのこの記述は、ある程度までは正…

レイプと欲望の否定

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ちょっと時間がないので完全なメモだけですけれども。 沖縄での米兵によるレイプ事件について、ネット上でも(それ以外でも)色々と議論が起きているようです。わたくし、この問題には何となく口を挟みにくい気がしていた。Macskaさんがここのコメント欄で述…

ヌード広告の「不快」

Guardianより、ロンドンの地下鉄でヌード広告が掲載禁止になったという記事。あら〜どこかで聞いたような、という感じではあるのだけれども、ここで問題になっているのは、Royal Academy of Artsのクラナッハ展のポスターで、ヌードというのは、このヴィーナ…

イリガライとオート・エロティシズム:やおい論をめぐって

小谷真理、「腐女子同士の絆―C文学とやおい的な欲望」、『ユリイカ 総特集BLスタディーズ』(2007) Vol.39-16、26-35. BLスタディーズってちょっとタイトルに偽りありではと思うほど、「論文」系の分析は圧倒的に少ない。『ユリイカ』ってこんな感じだったっ…

今年の毒は今年に吐き出す

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ということでもないのでしょうけれども、以下のような企画があります。 日本女性学会・公開研究会テーマ:「06年大会シンポをうけておもうこと」 発題予定:清水晶子、小澤かおる、堀江有里、イダヒロユキ 日 時:2007年12月22日(土)10時から12時半 場 所…

「狂女」たちのフェミニズム

大分以前に書きかけたエントリで(その後、まあそういうことになって新しいエントリをきちんと書く余裕がなかったりもしたので)、かなりタイミングのずれがある上に、特に答えがあることではないのですけれども(<これはいつもですわね)。 以前のエントリ…

あなたのクィアがわたくしを動かす

わたしが探求したい晩年の経験とは、不調和、不穏なまでの緊張、またとりわけ、逆らい続ける、ある種の意図的に非生産的な生産性である(28-29) [rakuten:book:12244124:detail] まだ一章を読んだだけなので本全体について何が言えるわけでもない状態で、文…

余計なお世話と批判とのあいだで

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先のエントリについてGORDIAS(まだ星が出せない)にてfont-daさんから反応をいただきました。コメントを書こうと思ったら長過ぎたので、こちらにあげます。わたくしはこの研究会に所属しておりませんし、『NANA』も『報告』も読んでいないので、ここに書かれ…

余計なお世話(みんな揃わず、小さい声で)

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完全な脊髄反射です。と、最初に逃げをうった上で、Gordias(星が出せない)のこちらのエントリ。 大学に隔離されていると、このような意見がどのくらいの分布をしているのか、まったく見当がつかない。ジェンダー、フェミニズム、男性学に関わっている大学…

忘れていたという事実を思い出すために

id:yamtomさんのふぇみにすとの論考より、マスコミ学会での討論について。 今回「バックラッシュ」という現象が起きた際、フェミニズムの間では「うわうわ大変だ、今フェミニズムの最大の課題はバックラッシュだ」というようなことになり、それは今でも続い…

「制度化されたフェミニズム」批判

今回の学会では、LGBTQ系の人がそれなりに少なくないけれどもそんなに多くもない、という感じだったので、若い学生さん(院生さんというべきですか)から研究者の人から何となくわさわさ集まって話をする機会が多くて、それがとても良い感じだった。オオモノ…

ちなみに

ちょっとずれるけれども、上の本で興味深かった記述の一つに、エイズ・パニックの時の合衆国でバイセクシュアルバッシングが激しくなった、というものがある。要するに、ゲイ男性がエイズでどんどん死んでいくのはヘテロ社会としては別に気にならな〜い、ど…

母は子を殺さない

ものすごくベタフェミな話で恐縮なのですが。 秋田の児童殺害事件の、とくにテレビ報道、今更と言えば今更なのだけれども、ひどく疲労。わたくしこの事件に格段の興味があったというわけでもなく、昨日の朝のニュースショー、ワイドショーでいきなりどかんと…

ついつい眠れなくなって

あちこち見ていて、こちらのMacskaさんによる記事を拝見していたのですが(ってストーカーみたいですわね、わたくし)。 わたしは摂食障害をただ単に「美しさの神話」に囚われた状態だとは思っていない。もちろん摂食障害にもいろいろなパターンがあるはずだ…

<スピ・シン>イダ氏の発言について、あえて「ココロの問題」として語ってみる

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成城トランスカレッジ!さんでも紹介があるように、今度出るらしいバックラッシュについての本に関連したブログエントリーでイダヒロユキ氏が山口智美氏のことを「フェミニズムを誤解している」と唐突に非難したことをきっかけに、ちょっと前に斉藤正美氏の…

摂食障害といえば

世界中がそうだと思っていたこととは思いますが、自己申告したのですね。 キャリスタ・フロックハート、摂食障害を告白 こういう事をメディアに公表しなくてはいけないとは思わないし、それを「エンタメ関連ニュース」としてネタにしちゃうのもどうかとは思…

シングルとか。モテることとか。

id:discourさんのところの『続・はじめて学ぶ ジェンダー論』についての感想へトラバ。 この本、「はじめて学ぶ」わけじゃないからいいや〜と思って読んでいないのだけれども(っていうか、「自分が怠惰である」+「無意味な仕事がたくさんある」=「日々是自…

潜在的可能性としてのコミュニティー、あるいはconjuntoさんに感謝を込めて

conjuntoさんがブログを終了なさるそうだ。 ここを訪れて下さる方ではご存知の方も多いのではないだろうか。スペイン人の同性パートナーSさんとの生活の中で見えてくる様々な困難や問題点、そして何よりも喜びを、一つ一つ丁寧に、見落とすことなく、ほぼ二…

id:discourさんへのお返事

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前回のエントリに対して、id:discourさんよりお返事をいただきました。 冷静に書いたつもりだったものの後になって読み返してみると多々失礼な物言いがあったかと冷や汗をかいておりましたのに、丁寧なレスポンスをいただいて、本当に嬉しいです。ありがとう…

「女性学」の議論と実感

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そもそも口出ししたことを激しく後悔しはじめているのだけれども、やりかけで放棄するのは後味が悪いので、学期が始まって過労死する前に、とりあえず。 id:discourさんのところでの議論へ、トラバです(日付の古い順に)。 「ジェンダーフリー」女性学運動…